# ATちゃん(腎細胞癌):活性化自己リンパ球投与3回目 / 培養用採血4回目
ATちゃん(犬:ミニチュア・ブルテリア 9歳2ヶ月)
〔疾患名〕腎細胞癌(肺に砲弾状多発性転移病巣を認める。腹腔内リンパ節転移を認める。頚部皮膚面に転移病巣の発現を認める。
〔主訴〕病期を理解した上で、QOLの維持、腫瘍病態の進行遅延を目的とした免疫療法を希望。
〔免疫療法関連処置〕点滴投与用静脈留置、自己活性化リンパ球点滴投与、活性化自己リンパ球培養用採血(右橈側皮静脈より8ml) / 薬を混ぜる事が原因と思われるが、通常あげていたフードの嗜好性が落ちてきた。玄米やお魚、お肉を混ぜることで、日量は食べている。ゴマ油をすこし混ぜたら便通がよくなり、嗜好性もあがった気がする。5日前に吐いた。その前はさらに10日ほど前に嘔吐があり、1〜2週間隔で単発的な嘔吐が認められる。頚部の腫瘤部分がなだらかに膨らんでいる。
〔併用処方薬等〕なし(投薬とともに採食不良が起きるとのことからCOX-2阻害薬は休薬)
〔免疫療法目的・方針〕 腫瘍性変化の進行遅延ならびにQOLの維持。2週間隔で投与維持。
12/11:院内培養室にて単核球層を分離し、抗CD3抗体に播種〜継代開始
12/18:院内培養室にてIL-2を感作
12/25:活性化自己リンパ球移入療法4回目予定
| - | - | 19:06 | category: ATちゃん(犬:腎細胞癌) |